亡くなる前に葬儀をすることを生前葬と言い、一般的にはまだまだ行う人は少数派です。しかし、交友関係が広く影響力の大きい有名人の中には、生前葬を行う人もいます。たとえば映画界の大物プロデューサーは、映画関係者を500人呼んでホテルで盛大な葬儀を行いました。
このケースは「交友関係が広いので、自分が生きているうちに一度に挨拶しておきたい」という理由だったようです。また別のケースでは、がん闘病中のミュージシャンがチャリティーライブ式の葬儀を行いました。このチャリティーライブで集まった収益金を、がんの遺児を援助する基金へ寄付するのが目的でした。
それから、ある野球選手は自分の殿堂入りパーティーを生前葬にしています。まだ存命な有名人の中にも、さまざまな形で自分の葬儀を行なっている人がいます。4日連続で100曲を歌うコンサートを開催したミュージシャンや、お笑いライブを3日間開催した劇団の座長など、それぞれ自分の活躍する分野を生かして大きなイベントにしています。
テレビの番組内の企画として行うタレントもおり、これらは一般の視聴者にも見守られたことになるでしょう。一般人には真似できないことですが、自分の葬儀を考えるヒントにはなるかもしれません。